中国経済:6/1発表の製造業PMI~新規受注の増加で3ヵ月連続の改善

2014年06月02日

(三尾 幸吉郎)

○ 5月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は50.8%と前月と比べて0.4%ポイント上昇、2月を底に3ヵ月連続の改善となり景気が回復しつつあることを示す結果となった。

○ 今回改善の主因は新規受注の増加で、昨年夏場に経済成長率が7%後半に上昇した水準に回復、新規受注増は生産増にも結びつき易いだけに、景気下ぶれ懸念を和らげる好材料となった。

○ 但し、生産経営活動予想指数(今後3ヵ月以内の生産経営活動に対する楽観度を示す)は悪化しており、次回発表の6月は悪化することが多いという統計のクセにも当面は留意が必要だろう。

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