認知症カフェ-認知症の人を支える新たな社会資源づくりに向けて

2014年04月17日

(山梨 恵子)

■要旨

介護、医療、地域住民など、様々な人による手作りの「認知症カフェ」が拡がりはじめている。認知症カフェは、単に、認知症の人やその家族の居場所を確保するという役割だけでなく、認知症の人と地域住民との垣根を取り除いたり、本人・家族が抱えている生活課題をすくい上げたりしながら、当時者ニーズに対応する社会資源につなげていくコーディネート機能も発揮する。今後、認知症の人の「住み慣れた地域での継続的な暮らし」を支える新たな社会資源として、市区町村ごとに整備されていくことが期待される。

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