三尾 幸吉郎()
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○ 3月の人民元相場(対米国ドル)は基準値・現物実勢ともに下値を探る展開となったが、基準値が小幅な下落に留まったのに対し、現物実勢はそれを大幅に上回る下落率となった。
○ 世界通貨の動きを見ると、インド(ルピー)やブラジル(レアル)など大きく売られていた新興国通貨が買い戻される一方、人民元は売られたことから、割高感は縮小に向った。
○ 4月の人民元(現物実勢)はボックス圏(1米国ドル=6.12~6.24元)で推移すると予想。なお、その後は景気が回復に転じれば上限トライ、悪化ならもう一段安いボックス圏へ。
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