中国経済:12月製造業PMIが悪化~当面は景気指標の下ぶれに要注意

2014年01月06日

(三尾 幸吉郎)

○ 12月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は51.0%と前月比0.4%ポイント低下し、2013年6月(50.1%)を底に改善してきた総合指数は半年ぶりに悪化に転じた。

○ また、新規受注指数が3ヵ月連続で悪化、新規輸出受注指数は5ヵ月ぶりに50%を下回り、生産経営活動予想指数も50%を下回るなど、景気下ぶれ懸念が浮上してきた。

○ 但し、今回の景気回復局面では在庫指数が50%を下回る低位で推移してきており、在庫が過度に積み上がったとは考えにくいことから、調整は短期間で終了するのではないかと見ている。

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート