中国経済:11月の製造業PMI~概ね良好だが、これまでの好調には陰り

2013年12月03日

(三尾 幸吉郎)

○ 11月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は51.4%と10月から横ばいで、拡張・収縮の分岐点となる50%を14ヵ月連続で上回った。

○ また、新規輸出受注指数が50.6%と0.2%ポイント上昇と改善傾向を維持、在庫関連の指数は50%割れが続いており、生産増で在庫が積み上がるリスクも今のところ小さい。

○ 但し、新規受注指数が2ヵ月連続の低下、生産経営活動予想指数も3ヵ月連続の低下と、これまで好調に回復してきた中国景気には少し陰りも見え始めた。

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