中国経済:10月の製造業PMI~生産指数が大幅上昇、供給過剰のリスクも今のところ小さい

2013年11月01日

(三尾 幸吉郎)

○ 10月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は51.4%と9月の51.1%から0.3%ポイント上昇、拡張・収縮の分岐点となる50%を13ヵ月連続で上回った。

○ その他では、新規輸出受注指数が50.4%と0.3%ポイント低下、完成品在庫指数が45.6%と1.8%ポイントの大幅低下、生産経営活動予想指数が57.5%と0.9%ポイント低下となった。

○ 新規受注が鈍る中での生産の大幅上昇には供給過剰のリスクを感じるものの、完成品在庫が大幅低下したところを見ると、供給過剰から生産に急ブレーキが掛かるリスクは当面小さい。

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