三尾 幸吉郎()
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○ 9月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は51.1%と8月の51.0%から0.1%ポイント上昇、拡張・収縮の分岐点となる50%を12ヵ月連続で上回った。分類指数を見ると、30%の比重を持つ新規受注指数の0.4%ポイント上昇と、25%の比重を持つ生産指数の0.3%ポイント上昇が総合指数を改善させた主因であった。また、その他の指数では、新規輸出受注指数が50.7%と前回より0.5%ポイント上昇、完成品在庫指数は47.4%と前回より0.2%ポイント低下、生産経営活動予想指数は58.4%と前回より1.0%ポイント低下した。
○ このように、楽観度はやや下がったものの、内外の受注改善(需要増)を牽引役としたPMIの上昇は続いており、在庫圧縮の動きも途切れていないと見られることから、経済の順調な改善を示す好結果だったと思われる。
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