米8月住宅販売:新築・中古とも増加するも、金利上昇への懸念持続

2013年09月26日

(土肥原 晋)

8月の米住宅販売は、前月比では新築一戸建て販売が前月比7.9%、中古販売が1.7%といずれも増加し、特に、中古販売では6年半ぶりの高水準へと続伸した。ただし、新築販売では前月の急落(同▲14.1%)分の半分を持ち直したに過ぎず、中古販売でも、統計上のラグにより新築販売に2ヵ月程度遅れて出てくる金利上昇の影響でピークアウトが懸念されている。

販売価格でも、新築では4月、中古では6月をピークに頭打ちの傾向が窺える。金利動向に敏感な住宅市場では、最近の金利上昇の影響への警戒が強く、今後のローン金利の動向次第では回復にブレーキがかかる可能性に留意しておきたい。

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