遅澤 秀一()
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日本株式市場ではバブル局面と言っても、1980年代末期(特に1989年1月から12月)とITバブル期(1999年4月から2000年3月)とではまったく異なる相場である。前者は小型低位株相場であり、後者は大型値嵩株相場であった。また、前者ではバリュー指標が有効であったが、後者は典型的なグロース相場だった。このようにバブル局面といっても中身が異なることもある以上、過去のバブル相場との類似性を安易に求めるのは危険である。
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