中国経済:5月の製造業PMI ~8ヵ月連続の50%超、また“西高東低”には変化の兆し

2013年06月03日

(三尾 幸吉郎)

○ 5月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は50.8%と、4月の50.6%から0.2%ポイント上昇、経済拡張・収縮の分岐点となる50%を8ヵ月連続で上回った。

○ また、5月に0.2%ポイント上昇した原因を分析して見ると、25%の比重を持つ生産指数が0.7%ポイント上昇したことでほぼ説明できる状況で、総合指数上昇の主因となった。

○ 東部地区は3ヵ月連続の50%超えとなったものの、中部地区は2ヵ月連続で50%を下回っており、ひところは"西高東低"といわれた状況が"東高西低"に変化しつつある。

○ また、新規輸出受注指数は49.4%と50%割れながらも前月よりも0.8%ポイント上昇、生産経営活動予想指数は56.3%と50%を大幅に上回るものの2ヵ月連続で低下した。

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