三尾 幸吉郎()
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○中国国家統計局が5月18日に発表した70都市の住宅価格の動きを見ると、4月に最も上昇率が高かったのは広州市(広東省)、次いで北京市、第3位は深?市(広東省)と沿海部の大都市が上位に並んだ。一方、下落したのはバブル懸念の強い浙江省の2都市(温州市、寧波市)だった。
○また、昨年5月をボトムに緩やかに上昇し始めた住宅価格は、今年1月には過去最高値(2011年6月)を上回り4月も最高値を更新した。4月の前月比上昇ピッチは依然として1%近い上昇率であり、中国政府は今後も厳しいスタンスで住宅価格の抑制に臨むだろう。不動産規制の強化は経済成長率にマイナスの影響を及ぼすだけに、今後の値動きと政策の行方は要注目である。
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