米1月ISM指数:製造業は続伸も非製造業は伸び悩む

2013年02月06日

(土肥原 晋)

米1月ISM指数は製造業が53.1と続伸、半面、非製造業では55.2と低下したが、両指数とも市場予想を上回った。昨年10-12月期に、「財政の崖」を懸念して落ち込みの大きかった製造業が回復、落ち込みの小さかった非製造業指数が高止まりの状況を呈しており、指数の水準では非製造業の回復が先行している。また、1月の指数の内訳を見ると、製造業では、受注、雇用といった主要指数が回復の動きを主導したが、非製造業では、事業活動、受注等の主要指数が低下した。もっとも、製造業・非製造業とも雇用指数が前月比2.1~2.2ポイントと連月の上昇を見せるなど雇用回復への期待を強めている。

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