米10月ISM製造業指数は51.7に続伸

2012年11月02日

(土肥原 晋)

米10月ISM製造業指数は51.7と続伸、連月で50台を維持した。同指数の50は製造業の拡大・縮小の分かれ目とされ、引き続き製造業の拡大が示された形となった。10月の各構成指数中で注目されるのは受注指数(前月比+1.9)と生産指数(同+2.9)の改善だろう。先行指標的な意味合いを持つ受注指数の続伸は、製造業の先行き懸念の緩和を示唆したとも言える。ただ、大統領選を間近に控え、「財政の崖」の期限が迫る中、景気の先行きには、不透明感が色濃く漂っている。

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)