遅澤 秀一()
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円高局面では輸出株よりも内需株のリターンが高いという経験則が、2008年以降の円高進行時には必ずしもあてはまらなかった。業種に関係なく、海外投資家保有比率が高い銘柄ほど売り圧力が強かったのである。海外投資家のポジション調整の影響が支配的だったということだ。日本株式市場では海外投資家の存在感が高まった結果、過去の経験則が必ずしも通用せず、プレーヤーが変わればルールも変わると言わざるを得ない局面も増えてきている。
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