米10月FOMCでは、現行緩和政策の維持を決定

2012年10月26日

(土肥原 晋)

10/23・24開催のFOMCでは、現行政策の維持を決定した。9月のFOMCでMBSを用いたQE3(FRBはLSAPと呼称)を実施するなど大きな政策決定の直後の会合であり、11/6の大統領選の直前であることからも事前に予想された通りの結果と言える。声明文では、家計消費の加速やインフレの上昇を指摘したものの大筋での景気認識は変わらず、金融政策では、現行緩和策の維持を決定しながらも、前回同様、雇用状況が改善されなければ追加緩和策も有り得るとした。
次回、12/11・12開催のFOMCでは、現行の追加緩和策の効果を検証し、ツイストオペレーション期限後の対応を決定することとなりそうだ。なお、「追加資産購入と異例の低水準に据え置くことを正当化する期間の表現に反対し」、一委員が反対票を投じた。

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