同時に海外のメディアが独自の取材に基づいて発信した情報の内容には著しい間違いや偏見をともなったものも含まれている。日本の事情に詳しいメディア関係者が運営するWall of shameには、著しい間違いや偏見のある記事に対するコメントを載せている。数多くのフェアーな記事が存在する中で、こうした指摘を受ける記事はほんのわずかなケースだと思うが、震災被害にあった国の立場からすれば残念なことである。しかし、悪意や偏見に基づくものは言語道断としても、限られた時間のなかで産みだされる情報に「思い込み」や正確さを欠くことはやむを得ない部分もある。