米2月ISM製造業指数~6年半ぶりの高水準で続伸

2011年03月02日

(土肥原 晋)

■見出し

・ISM製造業指数は61.4へと続伸
・製造業各指数では在庫関連指数を除きほぼ全指数が上昇:各指数別の動向

■introduction

企業のセンチメントを示すISM(米供給管理協会)指数は、2月製造業指数(PMI)が61.4となり、前月(60.8)から0.6ポイント上昇、市場予想(61.0)も上回った。前月に続き60台の高水準を記録、2月水準は2004年5月(61.4)以来約6年半ぶりとなる。
発表元のISMでは、過去のデータから見たPMIが示す経済全体の分かれ目(GDPのゼロ成長)は42.5であり、2月PMIは実質GDPの年率6.6%に対応する高水準としている。
PMIは、金融危機後の2008年12月に33.3と近年の最低水準を記録した後、2009年8月には製造業の拡大・縮小の分かれ目となる50を回復、今回で50越えは19ヵ月連続となる。

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)