中小企業におけるカーボン・マネジメントの実態と課題

2011年02月25日

(川村 雅彦)

中小企業のCO2排出量はよくわかっていない。中小企業庁の試算では決して少なくないが、その削減の取組は全体的に遅れている。
一方、最近になって「エコアクション21」という簡易版環境マネジメント・システムを導入する中小企業が急増している。ただし、コストのかからない運用改善が主流で、より削減効果のある設備投資は少ない。中小企業といえども自らのCO2削減とは当然ながら、今後は事業の海外展開も視野に入れた戦略的なカーボン・イノベーションが不可欠である。
本稿では中小企業における段階的なカーボン・マネジメントの展開を提案する。

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