地域経済報告(さくらレポート1月)~景気は各地域とも足踏み状態に

2011年01月18日

(桑畠 滋)

■見出し

・景気判断は9地域中7地域で下方修正
・12月の業況判断DI(全規模・全産業)は近畿を除く8地域でわずかに悪化

■introduction

日本銀行が1月17日に公表した「地域経済報告(さくらレポート)」によると、「情報関連財における在庫調整や海外経済の減速等を背景とした輸出の弱まり、一部の耐久消費財における駆け込み需要の反動減」を主因として、全国同様、各地域についても足踏み状態にあることが示された。
地域ごとの景気判断では、全国9地域のうち、東北、九州・沖縄を除く7地域(北海道、北陸、関東・甲信越、東海、近畿、中国、四国)の基調が下方修正となり、9地域中3地域で下方修正となった前回調査に比べ、景気回復ペースが鈍化している地域が広がった。

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