米国の金融サービス業は立ち直るのか

2010年12月24日

(臼杵 政治)

2010年7月米国では、金融規制改革法が成立した。この法律の目的は、消費者が犠牲となり、巨額の公的資金の投入を呼びなくされる危機の再発を防ぐことにある。
本稿では、サブプライムショックの背景にあった金融技術革新、不十分な規制、報酬の歪みを指摘した上で、金融規制強化の効果を検討する。
このように投資家のリスクを取る能力が低下する状況は、長期投資家にはむしろ高いリターンをあげるチャンスになりうるのである。

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