3月米住宅販売は予想以上の増加~住宅減税期限を前に、駆け込み需要が増加

2010年04月26日

(土肥原 晋)

■見出し

・3月中古住宅販売戸数は、年率535万戸に増加:中古住宅販売の動向
・3月新築住宅販売は、年率41.1万戸と予想外の急増:新築住宅販売の動向

■introduction

米国の3月住宅販売は、中古・新築一戸建てともに、低金利や住宅価格の下落傾向に加え、新規住宅購入者向け税控除等の期限(4月末)が近づいていることもあって急伸している。2月が大雪等の悪天候の影響を受け、不振だったことも影響が大きい。こうした動きは4月一杯続くと思われるが、住宅減税の期限を迎えたその後の状況については、失業率の高止まり、FRBの住宅ローン担保証券の買取り終了等のマイナス要因もあり、不透明感が拭えない状況にある。

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