土肥原 晋()
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研究・専門分野
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■見出し
・10-12月期GDPは、前期比年率5.7%と2四半期連続のプラス成長:GDP速報値の概要
・在庫投資の寄与が10-12月期GDPの過半を占める:GDP押上げの要因
・各需要項目とも全般的には回復方向への動きを持続:需要項目別の動向は以下の通り
■introduction
米商務省が1月29日に発表した10-12月期実質GDP(速報値)は、5.7%(前期比年率:以下も同じ)と、直前の市場予想(同4.7%)を大幅に上回り、2四半期連続のプラス成長となった。
今年に入ってからの米成長率を振り返ると、昨年1-3月期に前期比年率▲6.4%と27年ぶりの大幅な落ち込みを見せた後、4-6月期には同▲0.7%とマイナス幅を縮小したものの、1947年以来の現行統計では初めての4四半期連続のマイナス成長を記録していた。7-9月期以降は急速に成長率が回復した形であり、2007年12月以降続いている戦後最長のリセッションからの脱出をより確実なものとした。なお、2009年年間の実質GDPは▲2.4%と1946年(▲10.9%)以来の最低を記録した。
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