米国で進むマルチカルチュアル・マーケティング

2010年01月25日

(大須賀 英之)

■目次

1--------はじめに
2--------人種・民族毎の特徴
3--------大手保険会社の取組み
4--------おわりに

■introduction

米国では、マイノリティ(当レポートではノン・ヒスパニックの白人(注1│本文中)以外をマイノリティと位置づけ)の人口増加が著しく、全人口に占めるマイノリティの割合は3分の1にまで達しており、その割合は年々上昇している。一方、ノン・ヒスパニックの白人人口の増加率は他の人種と比べて微小であり、2050年にはマイノリティが全人口の過半を占めると米国国勢調査局は予測している。
こうしたマイノリティ層は米国の新たな消費者マーケット(マルチカルチュアル・マーケット)として注目されており、保険や年金販売においても例外ではない。
本稿では、こうしたマイノリティ層の、主に保険・年金への加入状況等の特徴を紹介し、最後にニューヨーク・ライフやING等の大手保険会社のマルチカルチュアル・マーケットへの取組み事例をレポートする。

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