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中国経済見通し~2009年は7.5%、2010年は8.2%成長へ
2009年08月14日
(三尾 幸吉郎)
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世界経済の急激な変化を受けて、中国政府は「外需主導から内需主導へ」の転換を進め景気の底割れを回避したが、内需主導への本格的な転換には時間を要するため、来年に向けての経済成長率は、2009年7.5%、2010年8.2%と、中国としては緩やかな回復になると予想している。
消費は、消費刺激策を受けて堅調に推移しているものの力強さに欠ける。社会保障制度の再構築は本格化しているが、効果が現れるのは来年以降になると見られる。
総資本形成は、公共投資とその関連投資が牽引役となって高水準を維持している。当面は公共投資とその関連投資を中心に高水準を維持すると見られるが、その他の投資については一旦の減速が予想される。
純輸出は、先進国の景気回復が緩やかなものに留まり、中国が先進国に先んじて景気回復すると見ているため、今年はマイナス寄与だが、来年にはプラス転換が期待できる。
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