企業の付加価値生産性が傾向的に低下

2008年07月01日

(川北 英隆)

企業業績が昨年夏頃にピークアウトした。その要因が主にサブプライムローン問題だとすれば、驚くに値しない。しかし、実のところ、より大きな問題は、企業の付加価値生産性の低下トレンドにある。2002年以降の企業業績の回復と拡大は、人件費の削減によってもたらされたものだが、もはや限界に直面している。今後の株価上昇には、この壁の突破が求められる。
レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート