定住化傾向が強まる東京への流入人口 -東京における人口集中の現況-

2008年06月10日

(竹内 一雅)

■見出し

1. 東京圏への人口集中の特徴
2. 東京都における転出入者数の年齢別特徴
3. 東京都における転出入者数の男女別年齢別特徴
4. 定住化傾向が居住形態に与える影響
おわりに

■introduction

現在、総人口が減少傾向にあるなかで、東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の人口のみが大幅に増加している。
東京圏への人口集中が突出しているため、住宅系J-REIT(不動産投信)の中で、東京圏への投資比率が低く、地方圏まで広く分散投資を行っている銘柄への評価が、相対的に低くなる傾向すらある。
わずか13年前には、人口の転出者数が転入社数を上回っていた東京圏において、なぜ急激な人口の拡大がみられるようになったのだろうか。また、どのような世代・性別において、人口が増加しているのであろうか。
本稿では、近年の東京における人口増加がどのように進んでいるのかを、人口移動に焦点を当てて考察する。

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)