高齢者専用賃貸住宅の現状と課題

2007年08月24日

(小野 信夫)

2005年12月に登録が開始された高齢者専用賃貸住宅(以下、高専賃)は、この一年半で急速に供給を伸ばしている。
高専賃は、高齢者の住まいの切り札などと形容されているが、首都圏の高専賃の登録物件を集計分析すると、高専賃と一言で言っても実態は非常に多様であることがわかる。
団塊の世代が高齢者となる時期を目前に控えて、高齢者が将来に不安をもたず安心して生活できるよう、高専賃という商品の明確化、住みかえを促進するような周辺環境の整備、登録制度の情報の充実などが必要である。

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