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地域経済 ~地域間の景気格差は拡大傾向
2007年08月10日
(篠原 哲)
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日銀の「7月地域経済報告(さくらレポート)」は、各地域の回復基調は続いているとしたが、地域間の景気回復力には、依然として地域差があるとしている。
短観の6月調査では、関東、東海、近畿などの大都市圏の業況判断DIは前回調査からほぼ横ばいとなり、DIの水準自体もプラスとなったのに対し、北陸と中国の両地域は、今回でDIの水準がマイナスに転じた。また、北海道、東北、四国などの地域では、DIがマイナス水準となる状況が続いている。大都市圏と地方間における景気格差は、足元でやや拡大したと考えられる。
2002年初から足元までの今次回復局面では、機械産業のウェイトが高い地域ほど、景況感の改善度合いが大きいという特徴があったが、このような地域では、生産が停滞すれば、景況感に加わるマイナスの影響も他の地域と比べて大きくなると考えられる。米国経済の低迷などにより、輸出の鈍化を通じた生産活動の停滞が続くことがあれば、今後は、機械産業のウェイトが高い地域ほど、景況感の悪化が顕著になってくる可能性には留意しておく必要があるだろう。
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