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米国経済動向~リバウンドが期待される4-6月期GDP
2007年07月20日
(土肥原 晋)
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<米国経済の動き>
米国経済では1-3月期GDPが前期比年率0.7%と落ち込んだが、4-6月期は3%台へのリバウンドが期待されている。これは、主に1-3月期GDPを押し下げた在庫投資や純輸出の好転が見込まれることによるものである。
しかし、消費支出は、住宅投資の冷え込みが続く中、ガソリン価格が高騰を続けるなど外部環境の悪化が目立ち、4-6月期の伸び率は急低下が見込まれる。在庫投資や純輸出の好転は、1-3月期の反動もあり持続的なものと言えない半面、消費は外部環境の悪化が改善されない限り、伸びが抑制される可能性がある。このため4-6月期GDPがリバウンドしても、その伸びが7-9月期以降も維持できる訳ではない。
金融政策では、6月FOMCで8回連続の金利据え置きが決定された。FRBはインフレリスクを最も警戒しており、また、7月のバーナンキ議長の議会証言等からも、当面、現行の金融政策が維持されると思われる。
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