“アート”から教育を考える

2007年06月25日

(吉本 光宏)

学校現場でアーティストがユニークな授業を行うケースが増えてきた。これは、芸術団体や文化施設が学校や福祉施設にアートを届けるアウトリーチ活動がきっかけとなっている。
諸外国ではそれを一歩進め、Arts in Educationという考え方に基づいて、文化や教育関係の省庁が共同で、教育における芸術の役割や子どもたちへの効果を幅広く捉えた取り組みが活発に実施されている。
国内では各地のアートNPOが推進する形で様々なチャレンジが行われているものの、教育における芸術やクリエイティブな授業の意味が十分に理解されているとは言えない。日本の将来の経済や産業を支える人材育成という観点からも「アートから教育を考える」ことが求められている。

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