地域間の景気格差は拡大しているか?

2007年05月11日

(篠原 哲)

  1. 日銀の「4月地域経済報告(さくらレポート)」は、各地域の回復基調は続いているとしたが、地域間の景気回復力には、依然として格差があるとしている。
  2. 短観の3月調査では、各地域の業況判断DIは全国的に悪化したが、なかでもDIの水準が相対的に低い北海道や東北では、低下幅が特に大きかった。一方、DIの水準が高い東海、関東甲信越などは、小幅な低下にとどまっており、景気回復の地域間格差は、足元でやや拡大した可能性がある。
  3. 3月調査における景況感の先行きを見てみると、東海などの機械産業のウェイトが高い地域で、景況感の悪化が見込まれている。米国経済の先行きに対する不透明感の高まりが、輸出型の機械産業のウェイトが高い地域における、景況感の先行きの悪化という形で現れてきている可能性がある。
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