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米国経済動向~GDP下方修正でもソフトランディングへ
2007年02月23日
(土肥原 晋)
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<米国経済の動き>
10-12月期のGDP(速報値)は、住宅市場の冷え込みや自動車の生産調整にもかかわらず、堅調なクリスマスセールによる消費の上昇で前期比年率+3.5%と高い伸びを見せた。
しかし、その後発表された在庫や貿易収支等から、2月末発表のGDP改定値では+2%台前半への下方修正が見込まれている。もっとも、今後の在庫積み増しや内需の強さを考慮すれば、現行のソフトランディングシナリオは維持出来よう。
金融政策では、1月FOMCで金利が据え置かれ、市場では、当面、据え置きが続くとの見方が多いが、FRBはなおインフレ圧力を警戒している。1月コアCPIが高めの数値となっており、今後、FRBの見通し通りにインフレが落ち着かなければ、再び利上げバイアスが高まる局面も想定しておく必要があろう。
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