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米国経済動向~ソフトランディングシナリオを補強
2006年10月20日
(土肥原 晋)
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<米国経済の動き>
4-6月期実質GDP(確定値)は前期比年率+2.6%と1-3月期+5.6%から急低下し、景気減速を裏付けた。2年余にわたる利上げと原油価格高騰が景気に影響を与えており、27日に発表予定の7-9月期のGDPでも低成長が続く見込みである。
一方、8月FOMCで利上げが停止されたのに加え、夏場をピークに原油価格の下落が急である。今後のインフレ懸念を弱め、FRBの利上げ停止を後押ししたかたちだ。また、同様にガソリン価格も急低下していることから、消費支出への懸念を緩和する効果とともに、住宅市場の冷え込みが警戒される中、今後のソフトランディングシナリオを補強したかたちともなっている。
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