アニュイティ・パズル

2006年08月01日

(田中 周二)

米英で給付建て年金(DB)から掛金建て年金(DC)へ大きく制度転換が進む中で、老後に十分な所得を確保できるのかという問題が提起されている。すなわち、引退時に(終身)年金よりも、一時金で受け取る人が多く、不十分な所得で老後生活を強いられる人の増加が心配されているのである。ところが、年金経済学には合理的な個人は終身年金を選択するという理論がある、この理論と現実とのギャップを「アニュイティ・パズル」と呼んでいる。

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