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米国経済見通し~緩やかな減速が続く見込み
2005年06月17日
(土肥原 晋)
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<米国経済見通し>
2005年の経済環境を見ると、2004年から続く利上げは既に8回実施され、原油価格は引続き高水準で推移し、減価償却減税が収束するなど、前年に比し景気抑制要因は多い。
昨年、二桁の伸びを見せた設備投資は伸びを低下させると見込まれるが、一方では、雇用の回復による所得増が期待でき、消費支出が景気を下支えしよう。
FRBは、インフレへの警戒から金融緩和政策の解除を持続すると見られるが、景気減速への配慮も考えられるため、引き続き金融政策の微妙な舵取りが注目される。
総じて、景気は緩やかな減速にとどまり、2005年の成長率は3.5%、2006年は3.1%の成長が見込まれる。
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