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冷夏・長雨、ボーナスの影響~二次QE後見通し
2003年09月12日
(櫨(はじ) 浩一)
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<設備投資主導:2003年度は1.8%成長>
7月の家計調査では消費支出(全世帯)が前年比名目▲4.2%、実質▲3.9%の減少となったが、冷夏の影響よりは総報酬制移行によるボーナスの手取り減少の影響が大きかったと見られる。
冷夏・長雨は米などの農業生産の減少を通じて、政府在庫の減少や輸入の増加をもたらす可能性があり、93年の冷夏の半分程度の影響を見込むとGDPを0.1%低下させる。
9月10日発表の4-6月期GDP第二次速報をもとに、8月に発表した2003年度改定経済見通しを修正した。2003年度は設備投資主導による内需中心の経済成長で、実質経済成長率1.8%となると予測する。物価の下落基調が続きGDPデフレーターの低下が止まらないため、名目成長率は▲0.7%のマイナス成長となるだろう。
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