北海道大学 大学院経済学研究科
鈴木 輝好()
研究領域:
研究・専門分野
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■目次
1.はじめに
2. 南関東直下地震発生のメカニズム
3.自治体による被害想定
■introduction
南関東に直下型地震(以下、南関東直下地震)発生の可能性が高まりつつあることは、プレートテクトニクス理論により説明できる定説となっている。実際、中央防災会議は1992年に,南関東直下を震源とするマグニチュード7程度の地震発生が切迫していることを発表した。以下では、まず南関東直下地震発生のメカニズムを説明する。これにより、南関東直下地震が時期こそ分からないものの、数十年単位で見れば必ず発生することが分かる。次に地震が発生した場合に、各個人が居住あるいは勤務する地域がどの程度の危険にさらされるかを知るための情報の入手先を示す。これらの個人にとっても企業にとっても有用な情報を見ると、南関東直下地震による被害および危険度が地域により大きく異っていることが分かる。
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