金融再編の影響を見守る日本企業

2001年10月25日

(景況アンケート分析チーム)

本年8月のニッセイ景況アンケートによると、企業は金融再編によって「貸出金利の上昇」など資金調達活動に悪影響が出ることを懸念している。
今後の金融機関に対する期待も「これまでと同じ借入条件(金利・残高)の維持・継続」という資金供給に関するものが過半数を占める。
他方、取引金融機関の変更理由として「金融機関の統合」や「金融機関に対する信用不安」を挙げる企業の割合が増加しており、金融機関の経営体力低下や再編が企業の金融機関選別に影響を与えている。

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