北海道大学 大学院経済学研究科
鈴木 輝好()
研究領域:
研究・専門分野
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■目次
1.天候デリバティブの黎明期
2.リスクヘッジの例
3.リスク管理
4.天候デリバティブ利用の可能性
■introduction
天候デリバティブが米国において初めて取引きされたのは1997年のことであった。その後、米国の天候デリバティブ市場は成長し、1999年には、年間で約20億ドル(想定元本ベース)の取引があったようである。一方、わが国では、1999年から取引が始まり、その後2000年までに約100件(想定元本ベースで数百億円)の取引があったとの報告がある。大手電力会社の起債額が一度に500億~1000億円であることを考えると、わが国における天候デリバティブ市場はまだまだ小さいと言えよう。
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