シンガポールの文化政策に学ぶ

2000年12月25日

(吉本 光宏)

東南アジアの自由貿易・中継基地として発展してきたシンガポールは、近年、芸術文化の面でも国際的な拠点都市の座を目指して文化政策を重視するようになっている。
国立芸術評議会や国立文化財局など、情報文化省の傘下に設置された独立行政法人が中心になって多様な施策や事業を展開しており、老朽化した公共施設を改修して、芸術団体やアーティストに安く提供する「アート・ハウジング事業」、芸術団体やアーティストを学校に派遣したり、美術館は博物館と学校がタイアップした芸術教育事業など、わが国にも参考になる点が多い。

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