公開買付(TOB)の現状と株価への影響

2000年11月25日

(小本 恵照)

わが国で過去に実施された公開買付(TOB)をみると、時価を下回る買付価格を提示し、特定の大株主のみから株式を買付ける実質的な相対取引といえる事例が約半数を占めている。
これは、TOBによらなくてはならない取引の範囲が、米国に比べ広いことに理由がある。
公開買付による株価の変動を調べると、買収会社の株価には大きな変動がみられないのに対し、被買収会社では15-20%の株価上昇がみられる。

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート