都市観光を可能にする都市の魅力

2000年09月25日

(白石 真澄)

■目次

1.広がる都市観光
2.魅力ある都市、魅力のない都市
3.都市の魅力創造に向けて

■introduction

ある大手の旅行代理店が発表したこの夏、7、8月の旅行者数は国内8,258万人、海外323万人とされる。21世紀社会にふさわしい観光の概念として、わが国でも「都市観光」が議論されはじめた。
現代文明論に詳しい木村尚三郎東京大学名誉教授は、都市観光を「知恵が求められる時代の『自分のためになる』観光」という。従来の物見遊山的なものだけでなく、旅が芸術文化の鑑賞、都市の歴史を学び、新たな暮らしを創造するといった知的欲求を満たす、多様な体験へと変容しているという意味である。

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート