日米金融政策を巡る環境

2000年08月04日

(日向 雄士)

<今週の焦点>

  1. ゼロ金利政策解除の観測が7月中旬にかけて高まり短期金利は上昇したが、7月の解除は見送られ1ヶ月物金利など期間の短い金利は低下した。しかし、引き続き市場は数ヶ月以内のゼロ金利解除を想定していると判断される。
  2. 米国の4-6月期のGDPは、過熱感の高まりが懸念されていた消費の伸びが大幅に鈍化したものの、設備投資の高い伸びを受け1-3月の4.8%から5.2%へと成長率が高まった。Fedは金融引締めスタンスを継続していくものと考えられる。
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