日米GDP:日本は3期連続プラス成長へ。米は7-9月期再び4%台へ

2000年07月21日

(日本大学経済学部教授 小巻 泰之)

<日米Monthly GDPによる景気判断>

(日本)6月は輸出、設備投資の堅調から0.6%成長。4-6月期は0.5%と1-3月期に引き続きプラス成長を維持する見込み。うるう年要因の反動を考慮すれば景気実勢は足もと堅調と判断できる。7-9月期も民需回復を背景に3期連続のプラス成長へ。
(米国)金融引締め効果の浸透から、4-6月期成長率は年率3%台後半へ鈍化。ただし、季節調整要因で4-6月期は弱めに出やすい。7-9月期は4%台へ。

<今週の焦点:IT主導型回復の実像(P5参照)>

  • 日本でもIT主導の回復が期待されるが、IT主導の回復は経済の二極化をより鮮明にさせることとなろう。
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