諸外国の公営生命保険民営化の潮流

2000年03月25日

(天野 佳子)

わが国の国営保険である簡易保険は、その資金量110兆円を超える世界最大の生命保険事業体である。
しかし、世界に目を転じると、生命保険制度が十分に普及している諸国では、公営による生命保険事業は存在しないか、最低保障の提供を旨とする小規模運営に徹していることが多い。
また生保普及時点に公営保険が多大な貢献を行った国においては、公営保険を民営化し、競争条件を公平にする流れがある。

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