退職給付会計の「基礎率変更に係る重要性基準」(上)

1998年12月01日

98年6月16日、企業会計審議会は、「退職給付に係る会計基準の設定に関する意見書」を公表した。新しい会計基準は、FAS87(米国会計基準「事業主の年金会計」)や、IAS19(国際会計基準「従業員給付」)の考え方を基本的に踏襲しているが、「重要性基準」と呼ばれる基礎率決定のアプローチが採用される場合には、全く異なった結果になる。そこで、投資家が注意すべき点を、2回に分けて解説する。

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