競争促進が求められる内航海運

1998年11月25日

(木村 達也)

内航海運業では66年以降、新船舶建造には既存船をスクラップするスクラップ&ビルド(S&B)方式の船腹調整がとられてきたが、近年の規制緩和気運の高まりのなか、S&B調整は98年5月に解消された。
しかし既存船のスクラップ権が営業権化していたことから、解消による激変を緩和する措置がとられたため競争原理の導入浸透は十分でなく、実質的な競争促進が望まれる。

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