回復するAV機器の国内生産

1997年10月25日

(松尾 忠史)

■目次

1. AV 機器生産は6年ぶりにプラスへ
2. 輸出が下支え効果を発揮
3. 国内需要はデジタル関連機器が好調
4. 97年下期も回復基調を維持

■introduction

97年上半期の民生用電子機器 (AV 機器) の国内生産金額は、 対前年同期比 3.4%増の1兆 629 億円となり、 半期ベースでは6年ぶりの増加となった。 足下の状況をみても、 7月の生産金額は前年比 5.5%増と依然回復ペースが衰えていない。 AV 機器の国内生産が久々にプラスに転じたのは、 96 年後半から回復している輸出が、 円安基調のなかで 97 年4月以降一段と高い伸びとなって、 国内生産を下支えしたためとみられる。

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