米国ティーンプレグナンシー事構

1996年06月01日

(熊坂 有三)

■見出し

1.老人の貧困から子供の貧困へ
2.人生の悪循環
3.困難な福祉制度改革
4.男の責任は?
5.難しい解決策

■introduction

現在米国では毎年100万人以上の10代の少女が妊娠し、50万人以上の赤ん坊を生んでいる。米国はかつて"老人の貧困"問題を社会保障制度、メディケアーなどの医療制度改革で対処してきたが、今は少女(18才未満)の未婚の母の増大による"子供の貧困"問題を福祉制度の改革で解決せざるをえなくなっている。しかし、福祉制度改革の必要性に関する合意は人々の間であっても、如何にそれを行うかとなると人々、議会、政府の間に合意はない。
まず最初に、1996年3月にDemocratic Leadership-Councilが発表した"Reducing Teenage Pregnancy"のハンドブックとPlanned Parenthood Federation of America,I nc.の調査結果から米国のティーンプレグナンシーの実態をみてみよう。

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