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中国・国有企業の改革の現状
1995年12月01日
(釘﨑 三郎)
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■見出し
はじめに
1.国有企業改革の概要
2."現代企業制度の確立"にむけた取組み
3.国有企業改革の今後の行方
■introduction
「改革・開放」や「社会主義市場経済」のもとで発展を続ける中国において、国有企業の改革の行方は大きな位置を占めている。つまり、過去の計画経済下で国家そのものを体現していた国有企業は、その歴史性ゆえに、現在では半数近くが赤字であり、給与の遅配や多くの潜在失業者を抱えているといわれる。
しかし、それでもなお、国有企業は全労働者の70%弱を養っており、工業生産額の34%、国家税収の7割弱を稼いでいる。このように国の経済上、重要な国有企業のスムーズな改革なくしては中国全体の発展もありえないわけである。こうした状況に鑑み、諸々の課題解決のための方策が次々と打ち出されてきている。
当レポートでは先ずこれまでの国有企業の改革の経緯を振り返り、諸課題についての現状を報告したのち、現在特に強調されている"現代企業制度の確立"の模索という観点から今後の行方を概観してみたい。
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釘﨑 三郎
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